第3課程「戦術研究」
1日目「教導師団壊滅」
おそらく多くの者はほとんどろくな訓練もしないうちにここで実戦を経験することになるはずだ。重要なことは生き残るということだ。正規のパイロットではない諸君らには戦功ポイントや配備請求ポイントは関係ない。とにかく最も脅威となる2機のビッツさえ倒せばいい。

(図3-1-1)
そこで考えられるのが図3-1-1の@のルートだ。戦車はこちらに有効なダメージを与えられないので無視して構わない。またこのルートでは支援機動砲ジラフとも交戦しない。赤で示した2機のビッツを倒して完了となる。
仮に回避を覚えていなくてもロックオンしての攻撃さえ出来れば大丈夫だ。ディサイダーは2機のビッツと正面から撃ち合っても負けないだけの武装と装甲を供えている。

(図3-1-2)
敵を殲滅するなら図3-1-2に示したAのルートがよい。もちろん実戦を何度か経験していないと難しいが。
なおビッツやジラフはこちらの315mm滑腔砲の有効射程ぎりぎりから、戦車などはズームを活用して67mmチェーンガンの最大射程ぎりぎりから攻撃するとよい。相手の有効射程外から攻撃できれば安全だし、仮に有効射程内に入っても距離があれば弾を回避するだけの余裕が出来る。
ここだけの話だが倉庫にはテストのために用意されたディサイダーが無限にある。また仮に緊急脱出に失敗して機体に取り残されてもパイロットの生命を守ることが出来るようにコックピット周辺に特殊な緩衝材が充填されている。まだ実戦配備前の機体で脱出装置含めて全システムが正常に動作するかどうか判らなかったからだ。初めて実戦に参加する諸君らにはぴったりの機体だろう。