第3課程「戦術研究」

2日目「海市島上陸作戦」

諸君が配属された第6特殊機甲中隊のこの作戦における任務は、強襲揚陸艦から沙萬海岸へ上陸し敵守備隊を殲滅することである。偵察部隊からの情報によると敵の兵力は少なく、任務達成は容易なはずだ。
図3-2-1
(図3-2-1)
では敵の布陣について図3-2-1を見ながら詳しく解説しよう。上陸してまず最初に交戦するのはM9ダイダロス主力戦車からなる戦車中隊であるが、これは無視してもかまわない。この戦車が装備する滑腔砲ではディサイダーの装甲を貫通することは出来ない。
戦車中隊の後ろには問題のトーチカ2基が待ちうけている。それぞれ48cm砲8門を含む16の砲台から成るが、実は見掛けほど恐ろしいものではない。海岸に乗り上げた揚陸艇や戦車に対しては充分でも、VTに対しては至近距離で直撃しなければ有効なダメージを与えられないのだ。従って本当の脅威はむしろ2基の間で待ちうけているビッツとジラフである。
トーチカを抜けると次は牽引重榴弾砲を装備した砲兵中隊が待ち構えているが、兵はすでに避難しているらしく砲撃の心配はない。最後に控えている特殊機甲小隊2隊を撃破すれば守備隊は壊滅である。
図3-2-2
(図3-2-2)
さて進軍ルートであるが、これにはトーチカの左側を行くルート@、両トーチカの中央を抜けるルートA、トーチカの右側を行くルートBの3つが考えられる(図3-2-2)。基本的には味方と共にルートAを行くのがベストと思われるが、自信があれば状況に応じて他のルートを選択してもかまわない。
大事なことは1機だけで突出したりしないことだ。正規のパイロットとして味方と共に作戦に参加するのは今回が初めてなのだからな。むしろ後方から味方を援護するほうがよいだろう。ズームを使って可能な限り遠方から砲台を狙撃すれば安全だ。もちろん味方のVTに当てないよう注意する必要がある。
もしどうしても戦功を上げたいと望むのなら、危険ではあるが味方を追い越して一気にトーチカ中央を突破するしかない。最も戦功ポイントが高いのはVTのビッツであり、次が支援機動砲ジラフだからだ。また結果として短時間で作戦が完了すれば、その点も高く評価されるだろう。
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教官 教官 セリフ
正規兵として
初の作戦だ。
だが敵は弱く
味方は大勢いる。
後方から
砲台を狙撃して
味方を援護すると
いいだろう。
実戦経験豊富なら
一気に突破して
ビッツとジラフを
片付けてもよい。
作戦後高い評価が
得られるぞ。