「しじまのその」と読むです(^^)b
1997年刊なのでちょと経ちますが、前田珠子さんの著作の中でも特に好きな1冊でまたまた読み返したというわけです。
魔神に生贄として差し出された美しい王女を取り戻すべく一人の若い魔法剣士が鳥も獣も沈黙する魔の山へ! と設定だけ書くといかにもという感じですが、そこは前田珠子さん、予想を越えた展開をたっぷり見せてくれます♪
そもそも 18才の美しい王女が生贄として差し出されたのは 16年前のこと。魔法剣士イーザクもやる気があるのかないのか。
不祥事で評判を落とした魔法使協会が名誉挽回のために受けた仕事を、結界を切り開く特殊能力を持つがゆえに押し付けられ、仕方なく感がありまくりです(笑)
いあ、やる気のない主人公って、ヘンゼル大好きですけど♪
もっともイーザクはどちらかというと真面目でうじうじしたタイプなので、仕事は一生懸命します。
そんな彼を山で迎えたのは、生贄となった王女の生き写しの輝くような金髪と紫水晶の瞳を持った、美しい、けれども喋ることが出来ない 15才の少女でした。
というわけで読み方によっては、というか素直に読めば、不幸な生い立ちを持ち生活(?)に疲れた一人の若い男が、世間から隔離された世界で無垢な魂と出会い、事実の裏に潜む優しい真実に触れて癒され、元気になって帰ってくる、というお話です。
でも実のところうじうじ主人公なんてヘンゼルどうでもいいのです!
無垢で美しいリィアはもちろん好きですが。
では何が一番かというと、やっぱり魔神さん(固有名詞登場せず!)です。
なんといってもヘンゼルの大好きな不老不死キャラです!
出番少ないですがかっこいいです!
ヘンゼルにとってはうじうじ主人公イーザクはただの語り手、ヒーローは魔神さんでヒロインはリィアなのです。
そのままでは誰も知らずに終わるところだった 2人の物語とその背景を読者に語るためにイーザクは山へ行ったのです!
と読み方は人それぞれ(それともヘンゼルだけ?)な「黙の園」でした。
エラーのため XSLT での変換処理が正常に行われませんでした。
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