「鉄騎大戦」は難しい?
- 「鉄騎大戦 専用コントローラ同梱版」の箱を開けたらボタンがいっぱいついたコントローラが出てきました。マニュアルを読んでも知らない言葉だらけであります。もしかしてすごく難しいのでありますか?
- 確かに一見するとそう感じる部分がたくさんあるだろう。しかしロボットを操縦することにロマンを感じることが出来る者ならば誰でも出来るはずだ。
- でもあんなにたくさんのボタン、とても自分には全て覚えることは出来そうにありません!
- 心配はいらない。ボタン類は基本的に押す必要があるときに発光するようになっている。だから最初のうちは最低限必要なもののうち、最初から光らないレバーや、光らなくても押す場合があるボタンのみを覚え、余裕が出てきたところでさらに特殊なボタンの機能を覚えていけばよいのだ。
- VT を自由に操ることが出来ません! 機体の動きは鈍いし、一体どうしたらいいいでありますか?
- VT は非常に重い兵器だからな。急加速、急停止、急旋回が大の苦手だ。そのかわり VT の操縦には 0.1 秒単位の反射神経はさほど必要ないともいえる。
まあ初めのうちはとにかく落ち着いてゆっくり操作することだ。こちらの機体の動きが鈍い、ということは、敵の動きもまた同様であることを覚えておけ。
- ようやく少しは動かせるようになったつもりですが、いざ戦場にでるとやられてばかりであります。自分はやはりパイロットに向いていないのでありますか?
- VT の操縦を覚えても、だからといって次々と敵を撃破してエースパイロットに、とはなかなかいかないものだ。相手は単調な動きしかしないコンピュータではなく、同じ人間なのだから。
中にはすでに数百ソーティをこなしている超ベテランパイロットだっているんだ。新米のうちはやられてばかりで当然と思うことだな。
- そうは言ってもいつもやられてばかりでは自信をなくしてしまいそうです。
- 一度コックピットを降りて、リプレイをじっくり鑑賞してみるのもいいだろう。
そうすればパイロットの腕や機体の性能差が余程でないかぎり、結局戦闘での勝敗は数で決まることが多い、ということに気付くはずだ。
そう、このゲームではトリガーを引く前にすでに勝敗が決まっていることが多いのだ。そしてこれこそが本当にこのゲームの難しいところなのだ。
しかし、まあ、ともかく人間同士が対戦しているんだ。上手い者が勝てばその分下手な者が負ける仕方がないことだ。下手だから味方に申し訳ない、と遠慮して戦場を去ったところで、残った者の中でまた同じように勝ち組と負け組に分かれるだけだな。
つまり勝敗にこだわらなければ面白くないが、あまりこだわりすぎて自分を追いつめることはない、ということだ。