ホーム倉庫展示室ああ出張

7月19日(金) 丑の刻

裸足のまま逃走したシンデレラが部屋で息を整えている頃、闇に紛れて一台の車がそっと小さな駅の駐車場に滑り込んだ。すでに到着する電車もなく、夏の夜の湿気が人通りも疎らなこの空間を重く満たしている。車内には3人の男女が乗っていたが、外からではその表情は杳として窺い知れなかった。
女が自身の携帯電話を取り出した。細く美しい指がキーの上を踊り、打たれた文言が目に見えない波となって窓から夜空へと放たれて行く。放射状に広がったそれはやがてある一点を目指して収束し、小さな触覚を振るわせメロディーを奏でさせた。
そして…。
これはフィクションです。たぶん(笑)
ともかくヘンゼルはりきゅあさんからの連絡を受け、駅前に向かったのでした。ヴィッツで待っていたのは、すえっちさん、りきゅあさん、ざむじさんです。
もっとも車に詳しくないヘンゼル、「ヴィッツ」と言われても「グランツーリスモ2」でそんなのが出てきたなぁ、くらいでぜんぜんピンと来ません。でもそれらしい車は一台だけだったので迷わず合流できました。
実はこの日ネットワークゲームFFXIJuelというLS(グループ)の関東オフ会が開かれていたのでした。そしてその参加者のうち日付を越えても元気な3人が鴨居まで来てくれた、という訳です。
この時間になったのは、ヘンゼルがいつものように深夜まで働かされていたためです。ちなみに土日も休みではありません。今回の職場は本当に狂っているのです(>_<)
さて無事合流したところで近くにある24時間営業のレストランへ入ります。鴨居ではこの時間ほとんど選択肢がありません(^^;
飲み物などを注文し簡単に自己紹介。基本的にオフ会好きのヘンゼルですが、一方で人見知りもするのでちょっと緊張しています。
ともかくゲームの話題を中心にお喋りしながらさりげなく観察です。
まずはすえっちさん。イメージとぜんぜん違います。でもこれはたぶん髭がなくて小さくもないからです(笑)
りきゅあさんは、一番違和感がありません。外見も話した感じもなんとなくりきゅあさんぽかったです。
ざむじさんは、最初ちょっぴり違う感じがしました。リアルだとナイトさんというよりなんとなく白っぽい雰囲気に感じられたからかも。
一方ヘンゼルのほうはどんな印象だったのでしょう?
外見は…背の高さはエルだけど就職して以降すっかりガルカさんとの混血が進んでしまってましたし(ノд`。) 不安です。
そうして東の空が明るくなる頃、楽しいオフ会が終了したのでした。